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ゆっくり共のゲスっぷりにはいい加減目に余る物がある。 かつてのゆっくりは人里に姿を現す事は滅多に無く、 木こりや猟師が山の中で仕事をしている時に稀に見る、人との関わりはそのぐらいだった。 しかし現状はこうだ。 総じてゲスなゆっくり共は人に取り入る事を覚え、 今や村の大抵の人間がゆっくりとの交流を持っている。 中には家の中で飼ってる者までいるときたモンだ。 特に子供達や女性には人気だ。 隣に住む女性も「ち×ぽ、×んぽ」と喧しいゆっくりを飼っているし 友人の妹もゆっくりを飼ってみたい等と言っている。 何より困った事に、 叔父さんはあろう事か野生のゆっくりを客引きとして雇い、叔父の店先では 「ゆっくり見ていってね!」 「ゆっくり買っていってね!」 そうクソ喧しく騒いでいるのを毎日の様に見る事が出来る。 報酬として野菜を貰っているのだ、忌々しい。 奴等は自然の中にいるよりも人間に取り入った方が断然ゆっくり出来ると判断し、 まずは自分達の姿がウケるであろう女子供に媚を売った。 そして次に俺の叔父の様なお人好しな店の主に自分を雇う様に売り込んだ。 自分達が人間の役に立つ事をアピール出来れば 村での自分達が受ける扱いも、より良いモノになると考えたんだろうよ。 餡子脳からクソみたいにヒリ出した考えにしちゃ上手く行ってるようだな。 だがな、 『自分は八百屋さんを手伝う良いゆっくりだよ! だからあまあま頂戴ね!くれないジジイは死んでね!』 俺には奴等のその目を見ただけで 奴等が心でそう言ってるのが分かるんだよ。ハッキリとな。 奴等が人の側にいるのは、全ては自分がゆっくりする為。 そこに人との信頼関係はない。 あったとしても人からのみ、といった一方通行なものだ。 村の奴等はどいつもこいつも皆、騙されている。 実に嘆かわしい事だ。 ゆっくりに騙されるな! 古緑 「いつもありがとうな、れいむ、まりさ コレ、いつものお駄賃代わりだ コレはかなり甘いぞ!」 「ゆゆー!まっかっかだね!まりさ!」 「すっごくゆっくりできそうなトマトさんだよ!」 八百屋を営む男の中でゆっくりまりさとゆっくりれいむが 目を輝かせながら男の手の上のトマトを見つめている。 その目には少しばかりの疲れこそ見えるものの 自分の仕事を成し遂げた末の報酬を前に二匹はとても充実していた。 「本当に助かるわ お前等が来てくれた御陰で売り上げも上がってよ これからもヨロシクな!」 「ありがとうおじさん!ゆっくりしていってね!」 「あしたもよろしくね!」 そう言って挨拶代わりに揃って跳ねる二匹のゆっくり。 それを見て嬉しそうに目を細める男。 あの日偶然出会ったあのふたりに、店の手伝いを冗談まじりに持ちかけて本当に良かった。 あのふたりが店の前に立ってお客さんを呼んでくれる御陰で 若いお客さんまで見ていってくれるし、店に活気が出てきた。 そういえばあのふたりと知り合ってから明日で早くも一ヶ月目だ。 お祝いと感謝の気持ちを込めて明日はもっと沢山の野菜を上げてようかな? そんな事を考えながらポンポン跳ねて巣に帰っていく二匹を見送る この健康的な中年男性、働き盛りな八百屋店長である。 「叔父さん… 騙されてるアンタをこのまま放っておく事なんて 俺には出来ないよ…」 そして樹の陰からその一連の顛末を見守るこの少年、 八百屋店長とは親戚関係にある。 「ゆ…許さん… 許さんぞゲスゆども…じわじわと嬲り殺しにし」 「おーい!?そこにいるの○○か? 何やってんだ?お前そんなコソコソして」 「あいや、ちょっとクワガタムシがその」 フフあぶねえあぶねえ、無駄に怪しまれる事もねーな 正義は知らないトコでやるもんだぜ 伯父さんよ、奴等の本性を俺が見定めてやるよ 有る森の中、樹の根元に作られた巣に 二匹のゆっくりがポコポコ跳ねて入っていった。 いつもよりもずっと深く被った黒い帽子はパンパンに膨らみ、 重くて跳ねるのも大変そうだ。 「ゆっくりはたらいたけっかがこれだよ!」 「すごいねまりさ!これだけごはんがあればずーっとゆっくりできるよ!」 ゆっくりれいむ達の巣の奥には沢山の野菜が置かれていた。 あのおじさんのお仕事の誘いを受けてから一ヶ月。 おじさんはこの二匹のゆっくりに日頃の感謝を込めて いつもよりも沢山野菜をくれたのだ。 これだけの食料があれば暫くの間は食べ物に困らないし もしもこの二匹の間に子供が出来ても大きくなるまで養ってあげられる。 そう思っての事かどうかは分からないが、 次第に幸せな気分でゆっくりしていた二匹はお互いを見つめ合い… 「だれもいないよ!いまのうちにすっきりしようね!」 頬を寄せ合った。 約束されたゆっくりという未来。 これからこの二匹は誰からも羨まれる、ゆっくりした家庭を築く事だろう。 だが、二人の頬が触れ合って直ぐに 「お邪魔するよ」 「「ゆわぁああぁああ!!!」」 あの少年は巣の前に姿を現した。 「おにーさん!おじゃまむしはきらわれるよ!」 「ひとのおうちにおじゃまするときは ひとことこえをかけるものだよ!ゆっくりりかいしてね!」 そう言って膨れるこのゆっくり達。 万が一、万が一このゆっくり達が善良だったらの事を考えて この二匹のテストに来たこの俺は 今起こった一瞬のやりとりだけでコイツ等の性根をある程度把握する事が出来る。 ファーストコンタクトの結果 俺の見立てでは、この二匹もやはりゲスの可能性、大だ。 理由は三つ。 まず俺を見た瞬間、『ゆっくりしていってね!』と挨拶しなかった。 誰かをゆっくりさせるのがコイツ等の喜びの筈なのにコイツ等はそうしなかった。 コレは誰かにゆっくりして貰う事を放棄し、 自分がゆっくりする事しか頭に無い典型的なゲスの姿。 そして第二にコイツ等は俺の事をお兄さんと呼んだ。 コイツ等が初めて人間と接触した時の人に対する呼称は 『人間さん』『おじさん』『じじい』『お姉さん』他多数。 その中でも最もゲスが好んで使う呼称は『お兄さん』だ。 理由は簡単、たとえ対象がおっさんでも『お兄さん』と呼んでおけば 人間の機嫌を損なう事無く、自分に不利の無い様に対話を始める事が出来る。 打算のみで人間と接する、まさにゲスなゆっくりのテンプレだ。 第三にゆっくりれいむの方が『ゆっくり理解してね』そう俺に向かって言った。 コレは『お兄さん』と番に呼ばせる事で俺の機嫌を取りながら 『ゆっくり理解してね』と言って俺に何かを教えるマネをし、 自分の方が相手よりも知能の高い存在である事を強調して さり気なく会話のイニシアチブを取ろうとする。 どうやら叔父さんは信じられない程に成熟したゲス個体に 目をつけられてしまったと言うわけだ。 早めに気付いて良かった。 いや、まだ早い…そう決めつけるのはまだ早いかもな 何しろ叔父さんのお気に入りだ 間違いが有っては大変だからな 「もうゆうがたなのにあそびにくるなんて おにいさんもゆっくりしてるんだね!」 「……………」 「…ゆぅ、おにいさん、どうしてそんなこわいかおしてるの? ゆっくりしようよ?」 「……………」 ますますコイツ等がゲスだという仮定が事実に変わりつつある。 理由は簡単だ。 まずゆっくりれいむ、コイツは人間である俺に向かって 『ゆっくりしてるね』等とのほざきやがった。 同族間での会話では知らないが 人間に対してそんな言葉を言う事は侮辱にしかならない。 このゆっくりれいむは知らないフリして俺を侮辱しているのだ。 このノロマ、とな。 そして次にゆっくりまりさ。 コイツは『ゆっくりしようよ』と黙ってるだけの俺に向かって言った。 ゆっくり黙ってこの二匹をゆっくり観察していただけの俺に向かってだ。 コイツ等ゆっくりの中では 『ゆっくり出来てない者』=『カス野郎』という認識は常識レベルとしてある。 つまりゆっくりまりさはこの俺、 人間がゆっくりの常識に疎いと思って遠慮なく馬鹿にしているのだ。 『ジジイはゆっくりする事も出来ないカス野郎なの?死ねば?』とな。 「ッふぅーッ…!!」 「おにいさん…?」 「…れいむ、なんだかこのおにいさん、ちょっとおかしいよ…」 もうコイツ等がゲスだと言う事は99%確定している。 だが叔父のお気に入りと言う事を考慮して、最後のテストを受けさせてやる。 このテストは確実にゆっくりがゲスかそうでないかを判別出来るテストだ。 「ゆっくりしたいなぁ、誰かゆっくりさせてくれないかなぁ?」 「「………………?」」 「ゆっくりできないなぁ…ゆっくりしたいなぁ」 これでコイツ等が俺をゆっくりさせてくれようとするならばコイツ等はギリギリ合格だ。 最終試練、間違った選択肢を選んだら最後、 俺の部屋での拷問と死が待っている。 「…まりさ、おにいさんがゆっくりできてないよ」 「ゆっくりしてないね、ゆっくりさせようよ!」 そう言ったまりさとれいむは巣の奥に潜っていったと思うと タマネギを口に銜えてぽんぽん跳ねて戻ってきた。 そしてタマネギを俺の足元に置くと声を揃えて俺に向かって言った。 「「おいしいおやさいさんをたべていっしょにゆっくりしていってね!」」 「「おじさんからもらったあまいあまいおやさいさんだよ!」」 「……………」 「…な、なんだかゆっくりできないよ! おにいさんこわいよ…」 「…にげるよれいむ!このおにいさんはゆっくりできないよ!」 僕は怖い人間さんなんかじゃないよ、優しい人間さんだよ 沢山あまあまを上げるから僕のお家においでよ 「あまあま…?」 「だ、だめだよ! そのせりふをいうにんげんについていっちゃ ゆっくりできなくなっちゃうよ!」 うん本当だよ そうと決まったらゆっくり行こうね 「ゆ!?は…はなしてね!?」 そんなに急がなくてもあまあまは無くならないよ 「まりさぁぁああぁあ!?」 「れいむ!まりさのことはいいからはやくにげてね!!」 あまあまは沢山あるから皆で行こうね 「ゆわあぁああぁ!!」 「れいむううぅぅううぅ!!」 やっぱりゲス共はあまあまで釣るに限るな。 誘いに乗ってまんまと付いてきやがった。 テンプレゲスゆ共め、最高のゆっくりを楽しませてやる。 俺を殺そうとしやがって。 100点満点花丸付きでゲスゆ認定めでたく合格だ。 コイツ等、自分達が辛いもの食うと餡子吐いてくたばる癖に 俺に向かって生タマネギなんて辛い野菜寄越しやがった。 俺がタマネギが辛いモノだと知らなかったと思うか?舐めやがって。 コイツ等の事を気に入ってる叔父がこんなモノをコイツ等に寄越す筈が無い。 どうせ畑からチョロまかしてきたんだろうが。 やはりコイツ等は救い難いゲスゆだ。 「「はなじでえ”え”ぇ”ぇ”え”ぇ!!」」 叔父のお気に入りだっつーから優しく接してやろうと思ってたのによ。 流石にコレは制裁が必要のようだな。 心が痛むが仕方有るまい、叔父と村の為だ。 「(新鮮なタマネギは甘いからなぁ… アイツら、喜んでくれると良いんだが…)」 「ちょっとー!!アンター!!」 「何ー?」 「切らしてるって言ってたからさー! ひとっ走り義兄さんんトコに醤油届けてやってよ! 店はアタシが見てるからさ!」 「なーんで俺が…まぁいいか 最近挙動不審な甥の様子もついでに見て来るか!」 ーーーーーーーーーー後書きーーーーーーーーーーー 無理矢理ゲス認定お兄さんて既出だった気もしないでもない 被ってたらごめん このSSに感想をつける
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心躍るよ♪ふりふりマラカス maracas_dancing_*_0911.swf left, right スクラッチ カード009 コーナー 男女共通 ファッション 小物
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河底の奇蹟 山本周五郎 【テキスト中に現れる記号について】 《》:ルビ (例)千田《せんだ》 |:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号 (例)田|禎三《ていぞう》 [#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定] (数字は、JIS X 0213の面区点番号またはUnicode、底本のページと行数) (例)※[#感嘆符二つ、1-8-75] [#3字下げ]怪しい依頼[#「怪しい依頼」は中見出し] ノックの音がした。 「――お入り」 千田《せんだ》法律調査所の所長、千田|禎三《ていぞう》は所長室の大きな卓子《テーブル》に向って、悠々とペンを動かしていた。――入って来たのは若い調査係の柳井三平《やないさんぺい》である。 「先生、東洋商事会社から頼まれていた調査が出来上りました」 「御苦労、そこへ置いといてくれ給《たま》え」 禎三は柔和な眼をちらとあげて云《い》った。しかし、三平は調査書類を手にしたままで、 「先生、この書類は我国にとって随分危険な書類だと思いますが先生はどうお考えでしょうか。これは東洋商事が投資をするために、国内の重工業会社の資産内容を調べて欲しいという依頼で出来上ったものですが、もしこれが他国の軍事探偵の手にでも渡った場合には、重大な結果になると思いますが」 「まあ宜《い》いよ、そこへ置き給え」 「厭《いや》です!」 三平は断乎《だんこ》と叫んだ。 「僕は日本人として、先生のお考えを確めないうちはお渡し致しません」 「――――」 千田禎三はペンを擱《お》いた。そして下からじっ[#「じっ」に傍点]と若い三平の眼をみつめていたが、――やがて静かに椅子《いす》から立ち上った。 「柳井君、君は儂《わし》が満洲事変《まんしゅうじへん》に出征したことを知っているかね。儂は重傷を負って退役はしたが陸軍|中尉《ちゅうい》だ。儂の体に流れているのは日本人の血だ。……それでもなお君は儂の考えを聞きたいと思うかね」 「――はい、済みませんでした」 三平は素直に手にした調査書を差出した。 「時節が時節です。あまり危険な書類だと思ったものですから」 「いやそこに気がついたのは結構だよ。こういう調査にはそのくらいの注意が働かなくてはいけない。――だが儂を疑うのはひどい[#「ひどい」に傍点]ぞ。河馬《かば》にも多少は脳味噌《のうみそ》があるからなあ」 そう云って禎三は大声で笑った。――三平は赧《あか》くなって頭を掻《か》きながら出ていった。 河馬というのは、社員たちが附けた禎三の綽名《あだな》である。体が肥《ふと》っていて、歩きぶりときたら全く河馬みたいにのっそり[#「のっそり」に傍点]閑《かん》としている。一歩一歩拾うように歩くのである。――もう五十に近い法学士で、満洲事変の時には少尉として出征し、鄭家屯《ていかとん》の決死|白襷隊《しろだすきたい》を指揮してすばらしい手柄をたてたが、両脚に重傷を負って遂《つい》に退役になった勇士である。 「さて、この調査書を届けるか」 時計をちらと見やって、禎三はそう呟《つぶや》きながら、片手で卓上電話を取上げて云った。 「出掛けるから車を呼んでくれ」 [#3字下げ]恐るべき罠《わな》[#「恐るべき罠」は中見出し] 東洋商事会社は京橋の築地河岸《つきじがし》にある。――ところが禎三は自動車に乗ると「警視庁へ!」と命じた。 東洋商事から依頼された我国の『重工業会社の内容調査』というのは、調べた上で一番内容の良い会社へ資本を投ずる為《ため》という理由であったが、万一にもそれが外国人の密偵の手にでも渡れば、三平の云う通り重大な諜報《ちょうほう》材料にされて了《しま》う。――殊《こと》に東洋商事は欧羅巴《ヨーロッパ》の某国関係の資本の入っている会社なので、万全の注意をする必要があった。それゆえ、禎三は警視庁にいる親友の安積《あさか》外事課長に相談しようと思ったのだ。 麹町《こうじまち》永田町の事務所を出た自動車はとっぷり暮れた街を日比谷《ひびや》へ出た。警視庁へ行くにはそこから濠沿《ほりぞ》いに左へ曲らなければならぬ。――ところが、車はそのまま真直《まっすぐ》に走って行く。 「おい道が違やせんか、君」 禎三が注意した時、 「――黙れッ」 と叫んで、いきなり鼻先へ拳銃《ピストル》がつきつけられた。そして、今まで運転手ひとりだと思っていたのに、助手席から別の男がぬっと半身を起してきた。ハッと身をひく暇もなく、 「驚いたかね、河馬先生」 怪漢はにたりと笑って、 「お気毒《きのどく》だが警視庁へ行く訳にはいかんぜ。親分はその書類を待兼《まちか》ねていらっしゃるんだ。明日《あした》の朝の船でアメリカへ御出発だからな。まあ温和《おとな》しく築地へ来て貰《もら》うよ」 「君が日本人でなくって仕合せだったね」と禎三は不敵に怒鳴った。 「それがどうした?」 「いや、君がもし日本人なら、儂は生かしてはおくまいと云うことさ」 河馬先生は微笑しながら、 「君が日本人であってこんな売国奴のようなことをしたのなら、その拳銃《ピストル》の弾丸《たま》が三発この体へ射込《うちこ》まれぬ内に、儂は君を絞殺《しめころ》してやる。……そうで無くってまあお互いに幸せさ」 「その科白《せりふ》をもう三十分|経《た》ってから聴きてえや」 「お望みなら申上げるよ」 禎三は平然と腕を組んだ。 平然としてはいるが禎三の敗北は明《あきら》かだ。警視庁へ行く一歩手前で、まんまと敵の罠に落ちたのである。彼等は自動車の運転手にまで化けて禎三を狙《ねら》っていたのだ。――車は宵闇《よいやみ》の街を走って築地河岸へ出ると、東洋商事の灰色の建物の前に停った。 怪漢は拳銃《ピストル》を突付けたまま、禎三を促して建物の中へ入り、地下室へと降りていった。其処《そこ》には四五人の外国人が集って、何やら白い色の泥をこねているところだったが、入って来た二人を見ると急いで走り寄ってきた。 「やあ、うまく獲物を押えたなジョニー、例の調査書は大丈夫だろうな」 「この通りです。案の定警視庁へ密告しようとするところでしたよ。さあ河馬先生、親分様に御挨拶《ごあいさつ》をしたらどうだ」 ジョニーと呼ばれた男は、調査書を首領と見える男の手に渡しながら嘲《あざけ》るように禎三の肩を叩《たた》いた。――首領は受取った書類を手早くめくって[#「めくって」に傍点]見て、 「結構々々、よく調べてある」 と頷《うなず》いて、 「では河馬先生の足をちょっと冷してあげるがよい、早くしろ」と命じた。 [#3字下げ][#中見出し]あわれ川底へ※[#感嘆符二つ、1-8-75][#中見出し終わり] 四名の怪漢は左右から禎三を押えて今までこね[#「こね」に傍点]ていた箱の中の白い泥のような物の中へ靴のまま踏込ませた。――それは粘土みたいなもので、踏込むと脛《すね》の半分まで入った。 「奇妙なおもてなし[#「もてなし」に傍点]だね、諸君」 禎三は静かに云った。 「これじゃあ折角の靴が台なしになるよ」 「台なしになるのは靴だけじゃない」 ジョニーが云った。 「命も一緒だぜ先生、――これは特殊のセメントなんだ。二十分もあればお前さんの足を喰い込んで、石のように固《かたま》ってしまう。そこで隅田川へどんぶりこさ。これが重石になって先生は川底へ直立不動だ。肉が腐って骨になっても川底で直立不動なんだ。清らかな往生だぜ、ええ。※[#感嘆符疑問符、1-8-78]」 禎三の眼がきらりと光った。嗚呼《ああ》! 恐るべき殺人手段、箱には電気でも通っているらしく、セメントは見る見る内に固って行く。――何とか逃れる方法はないのか! みすみす悪漢の兇手《きょうしゅ》に斃《たお》れなければならないのか。 「千田さん、お気毒ですな」首領と見える外国人が冷笑しながら云った。 「しかし貴方《あなた》を生かしておく訳には行かんのでね。まあ諦《あきら》めて下さい。天国へ行けるようにお祈りは沢山してあげますから」 「あんたは性急《せっかち》とみえるな?」と禎三が静かに云った。 「何ですか、何と云ったのですか」 「お祈りの約束なぞは、もっと勝負がはっきり定《きま》ってからにすべきでしょう。案外……儂の方が貴方《あんた》の為にして差上げる事になるかも知れんて」 「ははははは、日本人|負惜《まけおし》みが強いですな」 「君たちは随分楽天家だね、ハッハッハ」 何ごとぞ、この危機に際して河馬先生、平然と笑っているのだ。 セメントは固《かたま》った。四人は禎三の頭から麻袋をすっぽりと冠《かぶ》せ、力を協《あわ》せて担《かつ》ぎあげた。――脛まで浸《つか》ったセメントは、全く石のように固く足を喰緊《くいし》めている。彼等はそのまま建物を出ると、河岸に繋《つな》いであったボートへ乗込み、隅田川の中流へと担ぎだしていった。……いよいよ最後のどたん場だ。救いの手は来ないのか、勇士千田禎三を助ける者はいないのか! 万事休す! 流れの中程へ来ると共に四人は禎三を担ぎ上げて、足の方から静かに水の中へ下ろし、やがてずぶり[#「ずぶり」に傍点]と押沈《おししず》めた。――十貫近い重石を附けたまま、禎三の体は川底深く沈んで行った。 ×× それから四十分の後――。 東洋商事を根城にして××国の密偵を働いていたヘンリイ・ポイスは、一味の者を集めて事務室の中をすっかりとり片付け、今まさに立退《たちの》こうとしていた。――彼等は明朝の船でアメリカへ脱出する手筈《てはず》が出来ていたのだ。 ところが、支度を了《お》えていざ出掛けようとした刹那《せつな》! 突如として建物の前後から武装の警官の一隊が踏込んで来た。 「あっ、手が廻った」 と総立ちになったが既に遅い。手に手に拳銃《けんじゅう》を擬した警官隊は、ぐると一味を包囲してびくとも動かなかった。――然《しか》も! 然も最も驚くべきことは、両手を挙げた一味の面前へ、のそりのそり[#「のそりのそり」に傍点]と千田禎三が立現われた事である。千田禎三が!……ほんの今しがた特殊セメントの重石を附け、隅田川の川底へ沈めた筈の河馬先生が! こんな事があり得ようか! 「奇蹟《きせき》だ……」 「幽霊だ……」 一味の者は顔色《いろ》を失って叫んだ。――と、千田禎三はにっこり笑って云った。 「驚いたようだね、諸君! 四十分まえに水底へ沈めた河馬先生が、この通りまたお眼にかかったんだから奇蹟と思うのも無理はないさ。あのセメントが溶けたとでも考えるか? ノウノウあれはすばらしい発明だ。全く石のように固《かたま》っているよ。恐らく今でもあの形のまま水底に沈んでいるだろう――儂の両脚を喰緊《くいし》めたままね」 「な、なに、両脚を、貴様の両脚を?」 「さよう、仰有《おっしゃ》るとおり」 禎三は自分の両脚のズボンを捲《まく》り上げて、 「儂は満洲事変で両脚を失ったのさ。つまり両方とも義足なんじゃよ」 「――あっ※[#感嘆符二つ、1-8-75]」 「この通り片方は腿《もも》の附根《つけね》から、此方《こっち》は膝《ひざ》の三寸下からね、……セメントで固められた義足を外して浮上り、警視庁へ電話を掛け、そのあいだに予備の義足を取寄せて参上したという次第さ」 唖然《あぜん》たる一味の前で、河馬氏はさも愉快そうに笑いながら云った。 「ヘンリイ君、まあ諦めるんだね。天国へ行くお祈りは矢張《やは》り儂の方でして上げることになったよ。はっはっは」 底本:「周五郎少年文庫 殺人仮装行列 探偵小説集」新潮文庫、新潮社 2018(平成30)年11月1日発行 底本の親本:「少年少女譚海」 1939(昭和14)年新春増刊号 初出:「少年少女譚海」 1939(昭和14)年新春増刊号 ※表題は底本では、「河底の奇蹟《きせき》」となっています。 入力:特定非営利活動法人はるかぜ
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■向日葵妖精1 「むう。ここにも咲き乱れているなあ……」 山の真ん中にある草原。魔力の残滓が強く、何処かの誰かがここで強力な魔法を ぶっ放したのだろうな、と見て取れる場所。魔力のせいか魔法の影響かぺんぺん草 すら生えなくなったこの場所にも、そんなこと関係ないと言わんばかりに四季折々 の花々が咲いていた。 そう、今幻想郷には四季に関わらず、花という花があちこちで咲き乱れているの である。そんな異変を前にして、ただでさえ落ち着きのない妖精たちは騒いで騒い で騒ぎまくっている、という状況である。人里よりちょっと離れた、妖精たちもあ まり寄り付かない僕の住居にすら、そのはしゃぐ声が聞こえてくる、というのはた だごとではないな、と外に出たのである。 僕はその辺りを歩いてみる。最初は花を潰さないように気をつけていたのだが、 どうせこれだけあるのだ、少しくらいは構わないだろうと気にしなくなっていった。 そして、暫く歩いていくと黄色い世界に――向日葵が咲き乱れた平原に出た。ここ まで咲き誇っているとまるで世界が向日葵で覆いつくされてしまったかのようで、 僕は軽く放心してしまった。 ―――と。その向日葵の中、何か綺麗なものが見えた気がした。 僕の足はまるで意思を別にしてしまったかのように、勝手に動く。それは、求め たものを追いかける、遠い遠い昔の姿に似ていた。 ――酷い、夢語り。封印した記憶すら、解いてしまうほどのそのチカラ。綺麗な ソレは、そこに留まっていた。それが自然だと言わんばかりに、そこにいたのだ。 その姿は、小さくて。僕の胸ほどしか背丈はなかった。自分の背丈よりも大きい のでは無いかと思わんばかりの透き通った羽根は、見るものの心すら写し取りそう。 そして見るものを虜にしてしまいそうなほど、輝いたその瞳。まるで宝石を見てい るかのようだ。そんな浮世離れした―――いや実際、彼女は人間とは違うものなの だが―――存在は。 向日葵を必死に、よいしょよいしょと運ぼうとしていた。 「……あ」 その光景を見て、気が抜けたのか呆れたのか。どこか遠くに飛んでいた意識は身 体に戻ってきてくれた。全く、修行が足りない。妖精を見たくらいで自分を見失う なんて、どんな未熟な人間だ。まあ、実際修行なんてしていないから足りないのは 当たり前なのではあるが。 それにしても上手くない。彼女―――向日葵を運ぼうとしている妖精は、酷く小 柄だ。その小躯で、あの天まで届かんばかりに成長した向日葵を持とうとしている のである。基本的に妖精は非力だ。僕のような者でさえ、一本持とうとするならば それなりの力をいれなければいけない。そんなものを、妖精が持てるはずはないの であるが。 僕は、音を立てないように、気付かれないように敵意を消して、妖精に近づいた。 妖精と対話する為のコツは何個かある。まず第一に、魅了されない自我の強さ。こ れは大なり小なり成長すれば身に付くもの。二番目に、対象に対する敵意の消失。 妖精は基本的に弱い。それゆえに、身を守る術というものをわきまえている個体が 多いのである。そのため、妖精は基本的に敵意に敏感だ。主に自分を対象にするも のには酷く敏感になる。巫女だのなんだのは、結構妖精を撃ち落しているが、あれ は敵意もクソも相手に感じてないから、妖精たちも無防備に近づいてしまうだけの ことなのだ。 さて、そんなことを考えているうちに、妖精の近くまでやってきた。目の前の彼 女は、相も変わらず向日葵を運ぼうと四苦八苦している。その姿は懸命で、それに 感化されてしまった僕は、はて、魅了されたといえるのかもしれない。ともあれ、 これ以上は対話を行うしかない、ということで僕は声をかけた。 「ねえ、ちょっといいかな?」 「……!」 びく、っと身体と、それ以上に大きい羽を震わせ、こちらの方を振りむく彼女。 目の前の存在、つまり僕が自分よりも大きいということを確認したからなのか、彼 女は一目散に逃げようと羽をはためかせて空に―――。 「―――わきゃっ!?」 飛ぼうとして、自分が向日葵を掴んだままなのを失念していたのか、そのまま墜 落した。 ……うん。この娘はかなりのドジっ娘だ。 「あぅー。いたたた」 「……えーと。大丈夫かい?」 とりあえず地面にへたり込む彼女を起こそうと手を伸ばす。彼女は僕の手をまじ まじと見つめ、恐る恐るつかんだ。見た目どおりに小さくて、柔らかくて、温かい てのひら。どくん、と僕の心臓が二百由旬跳ねた。いやまあ単位は比喩だが、その くらい跳ねたということだ。 ……どうかしてる。まるで少年のようじゃないか。 「ん。ありがとぅ……」 「……あ。ああ、うん。どういたしまして」 そんなことを考えてぼうっとしている内に、彼女は立ち上がり、空に滞空してい た。本来ならば僕を見上げる立場にあるのだろうが、妖精というものは飛ぶものだ。 そのおかげで、目線は平行だった。 真正面から見ても、その造詣は美しかった。顔立ちは整い、唇はふっくらと柔ら かそうで、そして瞳は宝石のような輝きを。なるほど、妖精が幻想で出来ていると いうのは間違いではなかったらしい。こんなにも美しいものは、幻想でしかありえ まい。 「それで、あなたはわたしになんのよぅなの?」 その唇から、やはりまた鈴を転がしたような可憐な声が響く。ああ、意味を理解 出来るのに、その音のおかげで頭がぼうっとしてしまいそうだ。 しかし、それでは僕はバカ丸出しである。そこらの人間よりも長く生きているん だから、それくらいはどうにか出来なければいけない。 「……そうだね。ちょっとアドバイスというか手伝いというか」 声が裏返らなかったのは、我ながら上出来と褒めたい。それくらい僕の身体機能 は麻痺していたのだ。ああ、本当に、どうしようもないところまで、この娘は僕の 深いところまで一瞬で入り込んでしまったらしい。 「あどばいす?」 「そ。君は……あー、ぶっちゃけて言ってしまえばほら、小さいだろ? だからさ、向日葵を一本丸々持とうというのは無理があるんじゃないかなって」 「……」 その言葉を受けて、彼女は俯いていた。しゅん、となるその姿に、まるで自分が 酷いことを言い出したのかと思ってしまうほどだ。そう思っているとやがて、彼女 は顔を上げてこちらを見てきた。宝石のような瞳がゆらゆらと揺れている。それが 涙だと確信するのにはそう時間はいらなかった。 「でも。わたし」 その唇が言葉を紡ぐ。小さい声。でも僕には、それがとても強い想いと、純粋な 願いを持っていることを感じ取れる。それは、彼女が綺麗なものである証。 ―――それが、僕が彼女に惹かれてしまった証。 「ひまわりがきれいだったから。ずっといっしょに、いたくて」 それがいけないことなのか、と不安がるような響き。ああまったく上手くない。 注意を促すにしたって、もっと方法があっただろうに。彼女を、悲しませてしまう ようなまねはするべきじゃなかっただろう。ほら、その証拠に、僕の胸はじくじく と痛んでいるんだ。 「……ああ。ごめんな。そういう意味じゃないんだ」 僕はそういいながら、傍らの向日葵を……半分ほどにちぎった。ごめんよ向日葵。 だけどまあ、これも天命だと思って諦めてくれ。 「こうやれば、君でも持てるだろう?」 彼女に、ちぎったそれを差し出した。勿論、大輪と咲き誇る花弁は全くもって無 傷である。 「あ……」 彼女は、嬉しそうにそれを持って、胸に抱いた。安堵、喜び、そして、温かさ。 そのどれもこれもをまぜこぜにした柔らかな表情は―――僕の心にも伝播するかの ようだった。 「ありがとぅ」 にっこりと。彼女は笑顔で、僕の心を撃ち抜いた。 「どういたしまして……かあ」 そういえたのかも曖昧だ。アノ一言で破壊しつくされた僕の心は、その後の出来 事の記憶処理をさぼっていたらしい。ただ一つ判ることは、僕が気付いたときには 彼女はもう、何処かへと飛び去っていったということだけ。 僕は辺りを見渡す。見ても見ても果ての無い、向日葵だらけの風景だった。その 黄色い大輪を見ていると、彼女の笑顔を思い出す。 「そういえば。僕の部屋には彩りがなかったな」 言い訳めいた言葉を吐きつつ、僕は何本か特に綺麗に咲き誇る向日葵を持って、 家に帰ることにした。咲くことが無いはずの季節の花。それは、まるで今彼女には 本来ならば出会うことが出来なかったといわれているようで、ちょっとだけ癪にさ わったけれど。 * 花は枯れるもの。異常に咲いた花たちも、次第に落ち着きはじめていた。 そう。幻想郷を覆ったかの異常は、ここに終結を見たのである。 * 季節は夏を迎えていた。じーわじーわと鳴くセミと、じりじりと照りつける太陽。 その自己主張っぷりにはまったく頭が下がる。ぼんやりと生きる僕には、少々眩しす ぎるので、もうちょっと遠慮してもらいたいものなのだが。 僕はそんなことを思いつつ、部屋の隅っこ、窓の近くに面したソレをみた。 そこにあるのはちょっとした花瓶というか鉢というか、まあそんなものである。そ こには、向日葵が咲き誇っている。そう、あの時、採って帰ったあの向日葵である。 ソレは。ちょっとした不思議だった。 花たちが枯れ始めたとき、この向日葵たちも散ってしまうのかと思ったのだ。 しかし、この向日葵はずっと咲き続け、こうして夏まで迎えてしまった。まったく もって不思議である。 と、そのとき。 「わきゃっ!?」 ばん、っという物騒な音が窓から聞こえた。視線をめぐらすと、そこには―――。 僕は慌てて窓を開ける。 「あぅー。いたたた……」 それは。いつか見たような、初めて見るような、そんなしぐさで。 懐かしさと嬉しさを、同時に運んできてくれた。 「……あ。こんにちゎ、です」 鼻を押さえて、恥ずかしそうに僕を見る、彼女。それはあの時見た、僕が夢見た綺麗 なもの。それが、今ここに存在している。 「うん。こんにちは」 声が震えなかったのは、自分にしては酷く上出来だと叫びだしたいほどの偉業だと思 った。それほど、今の僕の心は震えていた。 「あの、ひまわりがみえて、それで、きれいだから、その、まえとかみえなくて、」 その、一見冷静だろう仕草に、呆れているとでも思ったのだろうか。彼女は自分の行 動の説明を始めていた。でもそんなのどうでもいい。僕は彼女に会えたというだけで、 こんなにも嬉しいのだから。 でも。なんで、彼女はここに来たのだろう? 「それは、こっちのせりふです。なんであのとき、わたしにやさしくしてくれたの?」 あ。思わず声に出てしまったようだ。 彼女は真摯な瞳で、こちらを見ていた。宝石のような瞳に、僕のアホ面が映っている。 「それは、」 どうして優しくしたか? そんなの決まってる。綺麗なものに憧れるのは当然で。美 しいものを助けたいのは当たり前。でもそんな理由は後づけで、本当の理由はとてもと ても単純なもの。 「君が、好きだからだよ」 うん、それしかない。そう思ったからこそ、僕はあの時君に声をかけたんだ。 彼女は、にっこりと笑って。 「うれしぃ。わたしも、あなたがすきになったから」 そう言いながら、僕の胸にぽすん、と音を立てて飛び込んできた。 幸せそうに緩むその顔を見て、僕の胸にも温かい感情が満ちていくのを感じた。 ちらり、と。視界の端っこに映った向日葵は。 ―――まるで。彼女に会えたのが嬉しいみたいに、輝きを増していた。 * * * * * ~毒にも薬にもならない後書き用紙の裏~ また無駄に長いぜこの⑨! ~毒にも薬にもならない後書き用紙~ はい、そんなわけでヅカの向日葵もってる妖精さんでした。 だって……あまりにもドットが可愛すぎるからッ!! ちなみに、プロット……つーか思いつき段階では幽香さんが出張る予定でした。 こう、イチャつく寸前の二人の前に現れていじめようとするんだけど見逃す、みたいな感じで。 「フラワーマスターとしては。これが咲くのを阻むわけにはいかないわね。 一目会ったその日から♪ 恋の花咲くこともある♪ ってね~」 みたいな台詞も思いついたんだけどなぁ。どっかでまた使いましょうか。 それでは、このスレ住人皆に向けて。 お前らッ! 大好きだぁッ!! 2スレ目 37
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とある騎士(ナイト)の要人警護(エスコート) 序 章 黒幕と右腕の国外追放令 Nostalgia_of_Tyrant. 全英事変―――イギリス全土を巻き込んだクーデターから二週間後のロンドン・ヒースロー空港。すでに夜の帳が下り、日付が変わると共に新しい月を迎えて間もない、冷え切った深夜の滑走路の上。一般のものより一回り大きい大型旅客機の機内に、妙齢の女性の姿があった。窓側の座席に腰掛け、どことなく名残惜しげに外の風景を眺めていた女性が、思い出したように口を開く。 「―――感慨深いものだな。……これまで公務で国を離れたことはあったが、こんな形で祖国を発つ日が来るとはな」 女性の言葉は、誰かに話し掛けたというよりは独り言に近かった。彼女の他にもう一人、席に着いていたにも拘らずだ。 女性の向かいには、男が一人座っていた。三〇代半ば頃の中々の美男子で、英国紳士を絵に描いたような佇いだった。 男は言葉を返すべきか考え、やがて躊躇いつつも尋ねる。 「……後悔しておられるのですか?」 言った途端に、出過ぎた発言だったと後悔した。彼女の心境を鑑みれば、今の問い掛けは適切ではないだろう。 しかし女性は特に気にした様子もなく、外を見たまま返事をする。 「そーではない。私はイギリスを他国の干渉をものともしない、強い国にしたいと望んだ。私なりの大義と、それを成し遂げる覚悟を持って変革に臨んだ。―――暴君は後ろを振り返りはしない」 女性の声に感情(こころ)はなく、ただ唇から零れるように言葉が紡がれる。その目は外の景色を見詰めたままだ。 何か気になるものでもあるのかと、男も小窓に視線をやる。しかしそこには、一般の旅客機との差別化のために他から隔絶された、だだっ広い無機質な滑走路が延びているだけのはずだ。夜間の離着陸のために埋め込まれた誘導灯が、そこに滑走路が存在している事を示していた。暗闇に等間隔に点灯する人工の光など、特に意識して見るべき物であるとは思えない。 だとすれば、女性の心を惹きつけているものは別にある事になる。 彼女は後悔していないと言った。だが、 (……本当にそうだろうか?) 計画の冒頭から彼女の側に仕えてきた男には、彼女の覚悟の大きさが誰よりも理解できた。暴君としてその名を歴史に刻む事も厭わずに、ただ祖国の行く末を憂い変革を望んだ、一人の王女の覚悟を見た。 それでも、クーデターは失敗に終わってしまった。身も心も、全てを懸けた計画はついえてしまった。自身の死すら計画の結末(フィナーレ)として呑み込んでいた彼女が、今何を考えているのか―――彼女の騎士である彼ですら、掴み切れずにいた。 「お前の方こそ、後悔はしていないの? 騎士団長(ナイトリーダー)」 小窓から外を見たまま、彼女は続ける。 「無期刑の国外追放。そう裁かれたのは計画の首謀者たる私だけだし、お前達『騎士派』はクーデター終盤に騒乱の鎮圧に尽力したとして、僅かだが減刑されたはず。それなのに、わざわざ私に付いて来るとはな」 騎士の長の称号を冠する男は外の景色から視線を戻し、女性の問いに答える。 「クーデターの直後に行われた“公式(ノーマル)の”国民総選挙の結果を受けて、私なりに考え抜いた答えですから。私としては、本来『騎士派』全体が負うべき咎を自分一人で償うことで、部下達への処罰を不問にする事を許して下さった女王陛下に、むしろ感謝したいくらいです」 毅然とした騎士団長の答えに、女性は鬱陶しそうに鼻を鳴らす。 「ふん。ローマ・フランスとの戦争が迫るこの時期に、イギリスの武力を司る『騎士派』の大半を裁く訳にはいかないだろーが。お前一人が欠けるだけでも、結構な痛手になると思うがな」 「恐れながら。……我ら騎士の力など微々たるもの。貴女が未来を憂えた祖国には、頼もしい民と王がいます。何も問題はないかと思―――」 「うるさい。黙れ」 紳士の軽口(彼にそのつもりはないが)を女性の言葉が打ち消し、男を黙らせる。 その時、ポーンと軽快な音が鳴って、続けて女性の声で離陸を告げる事務的なアナウンスが“日本語で”流された。音声にシートベルトを確認するよう促され、騎士団長が尋ねる。 「キャーリサ様、この席で宜しいのですか? 乗客は我々二人だけですし、もっと良い席もありますが」 通路の先を指し、より相応しい座席(ファーストクラス)を薦める騎士の長に、 「ここでいーの。……ほんの僅かな間でも、祖国の風景を眺めていたい。もう二度と、見る事もないかもしれないし」 キャーリサと呼ばれた女性は素っ気なく答える。英国王室三姉妹の中でも『軍事』に秀でる“第二王女だった女”は、騎士団長には一瞥もくれずに外の景色に目を向ける。 その憂いを帯びながらもどこか投げやりな彼女の態度に、騎士としての条件反射が飛び出てしまう。 「ッ―――そのような事にはなりません。刑期が定まっていないという事は、いつか何らかの恩赦により帰還を許される可能性が残っているという事です。その日を迎えられるまで、貴女を如何なる苦難からもお守り申し上げる事を、我が名誉に懸けて誓います」 騎士団長の台詞に誇張や誤魔化しは一切ない。自身の宣言を貫き通すだけの覚悟と技量が、彼には備わっている。 ―――騎士たる者、貴婦人を敬うべし。一人前の騎士が遵守すべき戒めの一つに、そうある。 あらゆる騎士の頂点に立つ者として、沈んだ気持ちの女性を放ってはおけない。彼は騎士として、普段通りに務めを果たそうとしたのだ。 ……だが、今回はそう上手くはいかなかった。迂闊にも彼は失念していた。 騎士団長の宣誓を聞いたキャーリサは、ようやくゆっくりと彼の方に向き直った。 その表情は驚いているようにも、呆れているようにも、嘲っているようにも見えた。それらは渾然一体となり、一つの感情へと昇華する。 即ち――― 「……ぬかせ。お前への信用など、私に刃を向けた時点で地に堕ちているの。お前がまだ自分を騎士の長だと思っているのなら、はっきり言ってやろーじゃないか。お前など、もはや騎士ですらない。仕える主を二度も変え、ただの変節漢に成り下がったお前に、一体何が守れるというの?」 冷めた目のキャーリサは、唇の端を歪めて容赦ない言葉を浴びせかける。 「…………、」 騎士団長は答えられない。自身に突き付けられた主君の感情―――それは騎士にとって死刑判決にも等しい。 ―――失望。 (分かっては、いた) 主君への裏切りは、騎士にあるまじき行為。それを二度も犯した者に、どんな評価が下されるか―――わざわざ考えるまでもない。 (……分かっていた……) だが―――それでも、 「……それでも、私は貴女を守ります。王国の騎士としての私を信用して頂けないのでしたら―――」 騎士団長は胸元から純金の勲章のようなものを取り外す。それは彼の誇りを体現した、盾の紋章(エスカッシャン)をあしらった識別章。 (思えば、これを外すのは今回で二度目になるのか。……随分と安(かる)くなったものだな) 自らの紋章(ほこり)に、しばし目を落としていた騎士団長はキャーリサの前に跪き、うやうやしくそれを捧げる。 「……一人の男として、私は今度こそ貴女のための盾となり、剣となりましょう」 目の前に差し出された騎士の誇りを見下ろし、怪訝な顔をしながらもそれを受け取るキャーリサ。誓いを立てた男を蔑ろにするほど、残酷な女ではない。 「ふん、勝手にしろ。……相変わらず、気持ちの悪い男だな」 彼女は再び窓の外に視線を戻し、そこで会話が中断された。 数分後、二人を乗せた旅客機は空高く飛翔していた。空気を切り裂き雲を突き抜け、未だ眠らない祖国(イギリス)の瞬きが見えなくなってから、キャーリサは騎士団長の方を向く。先ほど預かった騎士の誇りを二本の指で摘み、彼に見せつけるようにして、 「なるほど、お前の覚悟はよく分かった。この識別章はしばらく私が預からせてもらう」 そう言って、それを手荷物の中にしまう。 「今この瞬間から、お前は英国に仕える騎士ではなくなった。お前はこれより、正真正銘、私専用の従者。存分にこき使ってやるから、私のためにせいぜい働くがいーの」 小悪魔を思わせる意地悪な笑みを浮かべた彼女は、自分の騎士(しもべ)にそう告げた。 それを聞くと同時、騎士団長は自分でも驚くほど安堵している事に気づいた。 それはキャーリサの信用を、僅かでも得る事ができたと思ったから? 多分、違う。 もうずっと前から、彼女のこんな顔を見ていないような気がする。 とはいえ、まだ自分を使ってくれる事は確かに嬉しく、彼は昴る心を抑えようと使い慣れた常套句(せりふ)を口にした。 「畏まりました。王女殿下(Yes. Your Highness.)」 しかし、いつにも増して敬意を込めて言ったつもりが、彼女の表情が曇った事に気づく。 「その呼び方はやめろ。今のお前が王国の騎士ではないよーに、……私はもはや、王族ではないのだし」 そう言って寂しげな顔をするキャーリサ。またやってしまった、と自身の未熟を自覚する騎士を気に掛けてかどうかは分からないが、 「……お前は英国に仕えるのではなく、ただ私に跪くと誓ったはずだろーが。同じことを二度も言わせるな」 と、挑みかかるように念を押した。 そうでしたねと応じつつ、何気に酷くなっている自身への扱いすら心地よく思う騎士団長。 王族の位を剥奪され祖国を追われた女と、彼女にのみかしずく一介の騎士となった男。 どんな形であれ、また主従の絆を結べた事に、彼は素直に安堵する。 「申し訳ありません。お嬢様(Yes. My Lord.)」 「そーだ、それでいーの。……だが勘違いするなよ。今現在、私のお前への信頼など下の下。私の信用を得たいのなら―――そーだな、私の命令に絶対服じゅ、ぅぷ」 言い終わる前に、キャーリサの言葉が不自然に途切れた。口を手で押さえたまま、何かを必死に堪えているようだ。 「大丈夫ですかお嬢様。ご気分でも優れませんか?」 「だ、いじょーぶだ。ぅぷ、目的地、まで、んむ、どれくらい、だっけ? ……っむぷ」 「本当に大丈夫ですか? このまま加速していけば、およそ一時間ほどで到着するはずです」 「そー、か。って、一時間!? かかか加速!? この旅客機は今、ななな何キロで、飛んでるぅおおおおぇええええええええええええええええ!!」 「予定では、間もなく時速七〇〇〇キロを超えるそうです」 「ぁんの、クソババァどもォォおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」 「はしたないですよ、お嬢様」 薄れゆく意識の中、キャーリサは小窓から外を見た。 雲海よりも遥かに上空―――超音速飛行を実現するための超高空は夜間飛行も相まって、もはやどこまでが天空(ソラ)でどこからが宇宙(ソラ)なのか区別がつかない。濃紺のグラデーションを纏った空間が、小さな窓枠によって切り取られている。 もしもこの景色を額縁に入れて飾ったなら、人々はどんな感想を抱くだろうか。 説明を聞けば、多くの人は空を描いた風景画と認識するだろう。 人によっては、何らかのメッセージを内包した抽象画か寓意画と捉えるかもしれない。 では、彼女にとってはどうだろうか。 透明な小窓に顔を寄せると、次第に空の彼方が白んでいくのが見える。―――夜明けは近い。 やがて蒼みを増していく空にぼやけて、物憂げな女性の顔が写る。 しかし、鏡の中に求めるものをどれほど探しても――― ―――彼女が愛した祖国(ふるさと)は、もうどこにも見えはしなかった。
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生放送簡易用語集 満月(まき)の生放送に初めてきたけど、「これってどういう意味?」 って人もこれを見れば大丈夫。(にする予定。) 分からなければ、生放送中にコメして聞いても良いと思う。 目次 ニコニコ生放送,2ch,一般インターネット用語枠 わこつ 初見、初見です 今北産業 ○○番NGです。 NG登録 垢 薄い本 淫夢用語および風評被害真夏の夜の淫夢 語録(淫夢語録) 風評被害(淫夢) TDN式表記 MK兄貴、MKニキ あくしろよ ○○のことが好きだったんだよ! クッキー☆、クッキー☆☆関連クッキー☆ UDK RU UDK役、RU役 嫌いじゃないけど好きじゃない と、思うわけだよ やめようね HZN SKRYK イワナスレ ○○姉貴 クッキー☆☆ TIS姉貴 MZ姉貴 BNKRG KNN姉貴 キャラソン クッキー☆総合スレ ハロウィン☆ すきキャラ お邪魔するわよ~ 満月(まき)の生放送で生まれた用語YMA,よM遊 まこつ ESKポイント YNナズーリン勢力 HZN消えろ(定期) ニコニコ生放送,2ch,一般インターネット用語 枠 ニコニコ動画での生放送配信のこと。 一枠30分の制限があり、それが終わると次の枠にうつらなければならない。 わこつ 「枠とりお疲れ様」の略。わこー、わっこーなども。 この発言をすると、満月(まき)が今の生放送で何をやってるかだいたい教えてくれたりする。 (しない時もある) 初見、初見です その生放送を初めて見に来た人のことを初見という。 満月(まき)の生放送に「初見です」とコメントすると、 丁寧に何をしているか教えてくれることが多い。 今北産業 「今来た、三行」の誤変換ネタ。2ch等ではこれに対し三行で今までの経緯を紹介する。 だが、大抵印象深い出来事を羅列しただけで、それを見ただけではさっぱりわからないことが多い。 満月(まき)の放送でこれをコメントしても、やっぱり真面目な返しは期待できない。 ○○番NGです。 コメントが、運営などのNGに登録されていて、反映されない時の案内。 自分ではコメント出来たと思っていても、満月(まき)や他のリスナーには見えていない。 「ホモ」や「死ぬ」「殺す」などが特に引っかかりやすいので、 「ホ、モ」や「sinu」「ころ、す」などの工夫をしてコメントする必要がある。 NG登録 ニコニコ生放送や動画にあるコメントを見えない状態にすること。 特定の用語や、IDで指定できる。 放送者NG(つまり、満月(まき)がNG登録)をすると、 放送者だけでなく、他のリスナーにもコメントが見えなくなる。 垢 アカウントのこと。 おそらく、ニコニコ動画やネットワークゲームのアカウントのことを指すと思われる。 薄い本 同人漫画のこと。 満月(まき)の生放送ではR18のエッチなものを指す。 淫夢用語および風評被害 真夏の夜の淫夢 単に淫夢とも。 ある大学の野球部員(現在はプロ野球選手)が出ていたホモビデオ。 転じて、ニコニコ動画にアップロードされているホモビデオ全般を指す。 ホモビデオの独特な棒読み演技やシュールなセリフ等が受けて、 ニコニコ動画上には沢山のMAD動画が作られている。 語録(淫夢語録) ホモビデオから派生した独特な言い回しのこと。 一般ではとても通じないような下品な用語から、 「ま、多少はね」「オナシャス(おねがいします)」「あ、そうだ(唐突)」「小並感」=小学生並みの感想)、 等の普通に使えそうな言葉まで多岐にわたるので、元ネタを知らずに使っている人もかなりいる。 満月(まき)の放送では、なぜかこの語録を使っている人が多い。 気になるようなら各自検索すること。 風評被害(淫夢) 根拠のない噂により害をうけることをさすが、ここではニコニコにおける真夏の夜の淫夢の風評被害を指す。 例えば動画や生放送が、淫夢語録を使う人々(通称淫夢厨)の淫夢語録コメントで埋め尽くされることなどを言う。 淫夢と関係ない動画や生放送でそれを行えば立派な荒らし行為だが、コメントしている本人は気づいていないことが多い。 最初はビデオに出ていた人が務めていた企業、ビデオの撮影現場(下北沢)などに関連する動画だけだったが、 次第に「棒読み演技している」「ビデオに出ている人に似ている」「鋭い目つきがビデオに出てる人みたいだ」 「このアニメが淫夢MADに使われていた」など、今や理不尽な理由で風評被害に巻き込まれることが多い。 TDN式表記 名前をローマ字表記する際に、一音ごとに頭文字をとっていく表記法。。 淫夢に関連する(と勝手に淫夢厨に思われている)人に対してその表記をされることが多い。 元は、ビデオに出ていた野球選手、多田野数人さんから(TaDaNo→TDN) MK兄貴、MKニキ 満月(まき)のこと。兄貴は敬称みたいなもの。 あくしろよ 某ビデオで、「早くしろよ」が「あくしろよ」に聞こえたことから。 満月(まき)の放送では、「次枠あくしろよ」「次の問題あくしろよ」みたいな形で使われる。 ○○のことが好きだったんだよ! もとは某ビデオに出てくるセリフ「お前のことが好きだったんだよ」 満月(まき)の放送では、枠の初めと終わりになぜか湧いてくる。 「MKのことが好きだったんだよ!」みたいによく改変される。 満月(まき)自身はあまりこの流れは好きじゃないらしい。 クッキー☆、クッキー☆☆関連 クッキー☆ 『【東方合同動画企画】魔理沙とアリスのクッキーKiss』という動画のこと。 声優・イラスト合わせて43人という大人数での合作企画、スタジオを借り切っての収録など、 力の入れように対して、絵の統一性・声優の棒読み演技・シナリオの粗さなどで作品のクオリティは低い。 当初は話題にならなかったが、「棒読み演技が淫夢みたいだ」という理由で淫夢厨に荒らされる。 その後、企画者によるセクハラ問題、犯罪行為が出て大きな話題になった。 詳細は クッキー☆まとめ(蓮奈理緒 ニコ動東方合同企画主催者セクハラ事件) UDK クッキー☆出演声優、宇月幸成(うづきこうせい)のこと。 クッキー☆では魔理沙役を演じた女性。 そこから転じて、クッキー☆の魔理沙の画像及び声。 RU クッキー☆出演声優、れうのこと。 クッキー☆では霊夢役を演じた女性。 そこから転じて、クッキー☆の霊夢の画像及び声 UDK役、RU役 クッキー☆から東方ボイスドラマに入った人だと、 魔理沙役のことをUDK役、霊夢役のことをRU役と言うことがある。 嫌いじゃないけど好きじゃない れうと宇月が生放送中に、れうが宇月に対して言ったせりふ。 宇月とれうの関係を聞かれたときに、 宇月が「友人だな、一応」と答えたのに対し、れうは友人じゃないと否定。 その時の言葉。『UDKとRUの確執』として広く知られる。 と、思うわけだよ 宇月が好んでよく使った言い回し。 満月(まき)も真似してよく使う。 やめようね れうの生放送でれうが発したセリフ。キレ気味で迫力がある。 満月(まき)がリスナーに注意するときに使う。 HZN クッキー☆の合作企画者、蓮奈理緒(はずなりお)という男性。 未成年の女子にセクハラする目的で合作を企画した人物。犯罪者。 満月(まき)が最も憎む人物らしい SKRYK 遊戯王好きの出会い厨。 宇月を泣かせた生放送は胸糞悪い。 満月(まき)が大嫌いな人物らしい イワナスレ クッキー☆出演声優、宇月に関した2chのスレ。余りにも下品なので見ない方が良い。。 ガイドライン板にある。 ○○姉貴 満月(まき)の生放送で話題になる場合は、 クッキー☆などのボイスドラマ企画に関わった女性声優のことを指す。 満月(まき)自身は基本的に「〇〇さん」と呼ぶので、 コメントを読み上げるときと、うっかりした時以外は使わない。 クッキー☆☆ たいさが企画した東方ボイスドラマのこと。 クッキー☆とは全くの別物なので注意が必要。 棒読み演技がある東方ボイスドラマということで、風評被害に遭った。 TIS姉貴 たいさ、あるいはアリス大佐のこと。 東方ボイスドラマを現在までに三作企画した女性。 ボイスドラマでパチュリーやアリスを演じたことから、動画などでパチュリーの姿で表現されることが多い。 一作目ではたいさも予測不能な完全な風評被害だったが、 二作目・三作目では風評被害の可能性を予測できるのに出演声優に伝えなかった。 個人情報が危険なレベルまでばれている。 満月(まき)が大いに嫌ってる人物らしい MZ姉貴 マーズのこと。クッキー☆☆一期及び二期に出演した。たいさの友人。 BNKRG 紅くらげのこと。クッキー☆☆一期に出演した。 個人情報が住所までばれていたり、コーランを燃やしたことにされたり、散々な目に遭っている。 KNN姉貴 栞奈のこと。クッキー☆☆二期に出演した。 独特の関西おばさんボイスが魅力的。 東方シリーズをこよなく愛し、腕前はかなりのもの。 ニコニコ動画上からは失踪している。 キャラソン クッキー☆やクッキー☆☆などの東方ボイスドラマに出演した声優の歌のこと。 よくリスナーに満月(まき)の放送で流すようにせがまれる。 クッキー☆総合スレ クッキー☆やクッキー☆☆に関する2chのスレッドのこと。YOUTUBE板にある。 2014年1月現在もクッキー☆☆出演声優の個人情報を特定しようという動きがあり、危険なスレ。 満月(まき)はここのスレ民らしい。見る専なので、書き込みはしていない。 ハロウィン☆ 満月(まき)が投稿した東方ボイドラマをクッキー☆シリーズの表記にした場合の表記。 なお、満月(まき)は自身が企画したボイスドラマはクッキー☆の仲間じゃないとして、 この表記には否定的である。 すきキャラ クッキー☆☆三期に妖夢役として出演した声優えすかさんの発言。 「妖夢ちゃんすきキャラなので全力で楽しんでやりたいと思っています」から。 この発言が満月(まき)のお気に入りなので、生放送では頻繁に登場する。 お邪魔するわよ~ MMDドラマに栞奈が応募時に読んだセリフ。ちなみに落選。 満月(まき)の生放送に来た時にリスナーがよくコメントする。 満月(まき)の生放送で生まれた用語 YMA,よM遊 『よお、満月(まき)遊びに来たぜ』の略 クッキー☆の魔理沙のセリフ「よお、パチュリー遊びに来たぜ」調に読んでくれる。 まこつ 満月(まき)、わこつの略 ESKポイント エスカポイント。生放送で面白いことを言った人に与えられるポイント。 一日の放送で一回出るかでないか程度。 YNナズーリン勢力 クッキー☆☆二期に出演した声優YUNOさんと東方Projectのキャラクター、ナズーリンを愛する人たち。 この二人(一人と一キャラ)に関連性はあまりない。 あんまりにナズーリンのことを押すので、リスナーや満月(まき)も洗脳され気味。 ただ、リスナー同士で馴れ合ったり、特定のリスナーをピックアップすることを満月(まき)は快く思っていないらしい。 HZN消えろ(定期) 蓮菜理緒が東方ボイスドラマ業界に与えた負の影響は大きい。 また、蓮菜が行った行為も、社会的経験や判断力が少ない未成年子女を狙ったえげつないものである。 蓮菜の悪行はいつまでも忘れ去ってはいけないのだ。 満月(まき)の生放送では、「HZNを許してはいけない」などのコメントを定期的にして、 蓮菜という邪悪な存在、そして出会い厨がボイスドラマを企画するという行為の悪辣さを後世に伝えている。
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「キョン!官能小説を書くのよ!」 ハルヒの声に思わず振り返ったが、そこにいたのは長門だった。 教室と部室棟をつなぐ渡り廊下である。部室にいこうとした俺と、多分目的地は同じであろう長門の二人しかいない。 「いまのは腹話術」 …いや、それは腹話術じゃなくてモノマネだぞ。すごくよく似てたが。 「情報の伝達に齟齬が発生」長門は視線をそらしながら言う。 「ごまかすな」 「で、なんで官能小説を書くことになったんだ?」 ここはSOS団部室。ハルヒ以下全員そろっている。 「私の二次創作の都合上」長門がしらっと口に出した。 「ええ、あたし官能小説なんてかけませんよぉ~」朝比奈さんは泣き出しそうな顔でいう。まあ無理はないな。でも、童話ちっくな官能小説なら書けそうに思うが。 「まあおもしろいじゃない」ハルヒはやや顔を上気させながらいう。 「まあ、僕は一向に構いませんが」古泉の目になにか獣が宿っているように見えるのは、気のせいなのだろうか。「みなさんが引かなければいいのですが」 部屋の気温が何度か下がったような気がした。 「ジャンルはなんでもいいのか?」俺は長門に聞いてみた。 「かまわない。それをベースに私が改変する」 「キョン、あたしと合作にしましょう」ハルヒが微妙に視線をずらしながら言った。ひょっとして照れてるのだろうか?よく分からない。 「エロティシズムに溢れた作品を期待」長門は無表情のままさらりという。 「まあみくるちゃんは無理そうね。あと小泉くんはなんか怖いから今回はいいわ。 あたしとキョンで書いてあげる。有希、それでいい?」 長門がうなずき、そのように決まった。 そして夜。そして俺の部屋。ベッドにはなぜかハルヒが寝転び、俺のエロ本を熱心に眺めている。 下校後、そのまま俺の家にあがりこみ、ちゃっかり晩飯を食い、風呂にまで入っている。いまは俺のスウェットの上だけ着込んですっかりリラックスモードだ。 俺は宇宙人と地球人がロボットで戦うゲームをやっている。ちんたらやってるので、まだ序盤だ。 はやくファンネルとかメガビームライフルとかマイクロミサイルとかゲッタービームとかサンアタックとか撃ちまくりたいのだが、当分先だな。 しかし、うちの親もハルヒの親もハルヒがここにいることについてなにも言わないのがわからない。ま、ハルヒのトンデモパワーの仕業なのだろうけど。 「ねえ、どんな話にする?」 「ん?官能小説の話か。うーん、ハーレム系でどうだろうか」 「男の夢とかいうわね」」 「そうだ。いろんな女性と肉体関係を持つ話だな」 「現実にそんなことしたら、本気で死刑よ」ハルヒの声が鋭くなった。 「分かってるし、そんなことしないって」 「ふーん、じゃああたしでプロットしてみてよ」ハルヒは艶のある声で言った。「登場人物すべてあたしね。出来る?」 「やってみようか」俺はゲームを中断した。 シングルベッドに登って、笑顔のハルヒを抱き寄せた。ハルヒの体はひんやりして気持ちいい。おまけにいい匂いがする。 ベッドがちょっと狭いのが欠点だな。セミダブルが欲しいな。 「まずは幼なじみで同級生のハルヒからだな」俺はハルヒのカチューシャを外しながらいった。「性格は流行のツンデレが望ましいだろう」 「あ、あんたなんか好きでもなんでもないんだからぁ」ハルヒは顔を赤くしながらいう。「こんな感じ?よくわかんないんだけど」 「まぁ、いいんじゃないか?おれもツンデレはよくわからん」 「で、どうなるわけ?」わくわく顔のハルヒが言った。 「んー宿題を二人でやっててだな・・・」 「ふむふむ」 「はるひが妙に薄着でとっても気になるわけだ。」 「どんな格好なの?」 「キャミソールに、ミニのプリーツスカートだな。しかもノーブラ」 「どっからでもかかってこいって格好ね、それ」 「格闘技かよ。で、つい興奮してハルヒを押し倒しちゃうわけだな」 「な、なにすんのよ」ハルヒは俺の首に両手を回しながらいう。「ってとこ?」 「そうそう」 「あ、どこさわってんのよ・・・やめて・・・あん」ハルヒは照れ笑いを浮かべながらいう。「って感じかな」 「で、オレがだめだ、もう我慢できないんだって言うんだ」 「潤んだ目であたしのこと好きなの?とか聞いてみたり」 「大好きだって、答えるわけだ」 「悪くないんじゃない?」ハルヒは俺の唇を人差し指でなぞりながら言う。「あたしが我慢出来なくなってきちゃった。ちょっと実地で検証してみましょうよ」 「そうするか」俺はハルヒを腕の中に収め、深くキスを交わした。 「なかなかいいんじゃないかしら」ぐったりしたハルヒがぼそぼそ言った。「でもその幼なじみでツンデレの同級生って処女でしょ。最初から中で感じまくるのってどうかしら」 「処女なのに感じちゃうギャップがいい」息を整えながらハルヒにいう。「お話だし」 「そういうもんか。じゃあ次は?」 「次は保健室のハルヒ先生だな」 「うわ、やらしい」そういいながらハルヒの目は爛々と輝き出した。 「白いブラウスと黒のミニタイトスカート。そして白衣。もちろん黒のストッキングをお召しになっているという設定だ」 「格好は地味なのね」ハルヒは苦笑いを浮かべた「白衣の下は下着だけかと思った」 「それだと変態だろう。ポイントは何故か普通のおねいさんが誘惑してくるという部分だな」 「それで?」 「保健室に用があっていくと、ハルヒ先生に誘惑されてしまうわけだ」 「んー女の子に興味ある?とかわたしをどう思うとか?って椅子に座ってる先生が聞く訳ね。それで脚をわざと組み替えるって感じ?」 「そんな感じだな。」おれはハルヒの黒髪を優しくなでながら言った。「で、しどろもどろになっていると、いきなりハルヒ先生に唇を奪われるという寸法だ」 「こうかな」ハルヒは俺のあごを持ち上げ、唇をついばみ、そのうえで深いキスをしてくる。ねっとりと甘いキスだ。 「いいね。で、心に火がつくという寸法だな」 「なるほど」 「こう先生を背中から抱きしめて。」ハルヒを背中から抱き締めて、豊かな黒髪に顔をうずめてみる。「胸をこうやさしく揉んでしまうわけだ」 「ブラジャーしてて揉まれると痛いのよね。いまはいいけど・・・・」 「で、こうブラウスのボタンをひとつづつ外すと」 「お話なのに、なんか恥ずかしい気がする・・・・」 「で、ブラジャーを外してこう直に揉みはじめるわけだ」 「うわ、気持ちいい・・・・」 「いかん、俺が我慢できない。いいか?ハルヒ」 「バッチコーイ・・・なんてね」 「ふう、話の中とはいえ、ストッキングちょっと破いてするのって反則ね」腕の中のハルヒがいった。 「ん、だめか?」 「なんか、無理やりされてるみたいですごく興奮しちゃうの」ハルヒはうつむき加減でいう。「レイプは絶対やだけど、ね」 「好きな男なら強引にされても満更でもない、か?」 「うん。ホントにだめなときもあるけど、察しろってとこかな」ハルヒははにかんだ笑顔を浮かべて言う。「で、次は?」 「ああ。今度は下級生のハルヒだな」 「下級生にまで魔の手が伸びるわけね」 「ハーレム設定だからな」 「ポニーテールが良く似合う運動部のハルヒちゃんってところ?」 「おお~いいね。そうそう」 「それともメガネがよく似合う文芸部のハルヒちゃん?」 「運動部のハルヒちゃんでいこう。部活動が終わった体操着姿のハルヒちゃんと遭遇するわけだな」 「あ、こんにちわ、キョン先輩っていうわけ?」 「んー下級生にまであだ名で呼ばれるのか。俺は」 「まあいいじゃない。それで?」 「それで校舎の外階段でお話するわけだ。ポニテ似合ってるぞとか、いつみてもかわいいよなとかな」ハルヒの髪を集めてポニテもどきを作りながら言う。 「話の最中、先輩のえっちぃとか言われたりすんのね」 「そうそう。で、また俺の心に火がついちゃうわけだ」 「あんたの心はガソリン並に火がつきやすいのね」 「まあお話だから。で、そのまま外階段で始まると」 「え、外で」ハルヒは目を丸くした。「ちょっとそれやばそう」 「現実にはな。お話だから人なんてこないし、誰も見てない。」 「またブルマちょっとずらして入れるとか、そういう感じ?」 「いや、ブルマの中いじっているうちに、ハルヒちゃんがおしっこしたくなるってのはどうだろう」 「ええ~」 「で、ブルマをすこし脱がせて、ハルヒちゃんの太もも支えておしっこさせてあげるんだ」 「ええ、キョンに見られるの?」ハルヒはもじもじしながらいう。「恥ずかしい」 「んで、訳わかんなくなったハルヒちゃんは上のお口と下のお口を汚されてしまうと。」 「破廉恥ね」ハルヒは顔を赤らめながらいう。「で次は?」 「下級生ときたら、上級生だろう」 「もう上から下から大変ね」 「もうきょん君のばかとかいいながらほっぺをつんつんするような、仲のいいハルヒ先輩がいるわけだな」 「萌え系?」 「さぁ?いま作ったからな」 「それからそれから」 「先輩の家に遊びに行って、やっぱり心に火がつくと」 「早っ!先輩の家いっただけで?」ハルヒは苦笑する。 「やっぱり先輩も処女なんだけど、こっちはちゃんと痛がると」 「ええ~!? 同級生は感じるのに、先輩は痛がるの?」 「年上でありながらって部分がポイントだな」 「なんかわかるようなわかんないような」 「そんで最後は幼なじみでツンデレな同級生とラブラブでしかも激しいえっちで終わりだ」 「どんなことすんの?」 「一言で言えば、上のお口も下のお口もお尻もみんな汚されちゃうという」 「ええ、お尻まで~それはちょっと」ハルヒは口ごもった。 「ん?こういうのはだめか?」お尻に左手をまわし、人差し指の腹でそこをなでてみた。 「ちょっとくすぐったい・・・やだ、そこ揉まないでなんか変な感じ」 「悪くはないんだ」 「指、いれちゃだめだよ」ハルヒは堅く目をとじている。「やさしく、ね」 「なんか開いてきたぞ」 「いちいちいわないの」ハルヒが俺の肩を強くつかむ「ちょ、ちょっと指入れちゃだめ・・・汚いよ・・・やだ入ってくる・・・変な感じだよぉ」 「他もいい感じになってきたぞ」 「ばか、あんたがそんなとこ弄るから・・・ああっ」ハルヒは俺の胸に顔をうずめて言った。「もう、我慢できなくなってきちゃったじゃない」 「ハルヒはえっちだな」 「そうしたのは、あんたでしょ。責任取りなさいよぉ」 「分かった分かった」 相当な体力を消耗しつつも、話のプロットが完成した。 それを受けて俺が文章を起こした。ハルヒが細かい文体を調整したり、誤字脱字を修正して、官能小説ができあがった。 部室で長門がそれを読んでいる。顔にはなんの感情も浮かんでいない。 「相手が全部同じなのはなぜ?」読み終わった長門はため息交じりにいった。 「ん?全員違うぞ。」 「基本的性格、せりふ、反応がすべて同じ。違うのは主人公との関係だけ」 「ばれたか・・・」 「これでは使えない」長門は残念そうにいった。 「そうか・・・」 「お願いがある」長門は俺の目を見ながら言った。「あなたとプロットを練る作業を行いたい。協力してくれる?」 「絶対だめ!!!!!!」 部室にハルヒの大声が轟いた。窓ガラスが割れるかと思ったが、そこまでの破壊力はさすがになかった。 「そう、残念」長門は何事もなかったようにいった。「ではこれを改変して使用することにする」 「おい、長門。さっき、これ使えないっていったよな?」 「情報の伝達に齟齬が発生」長門は目をそらしながら言った。 「ふざけるな」 おしまい
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曲名 アーティスト フォルダ 難易度 BPM NOTES/FREEZE(SHOCK) ありふれたせかいせいふく ピノキオピー A 踊10 150 281/13 STREAM VOLTAGE AIR FREEZE CHAOS 58 50 30 34 20 踊譜面(10) / 激譜面(14) 譜面 http //livedoor.blogimg.jp/yanmar195/imgs/1/9/198c85f2.png クリア難易度投票 スコア難易度投票 動画 https //www.youtube.com/watch?v=JgwAF91bMRY (x3.5,NOTE) 解説 2018/12/26に追加された版権曲。 21/12/20 05 00 削除 コメント コメント(感想など) 最新の10件を表示しています。コメント過去ログ
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【未来を見据える瞳】風祭 せりな (捕) 最終更新日時 2023/01/19 21 10 /このページを編集 属性 レア 守備適性 ◎ - - 〇 - - - △ 総評 動けるデブこと風祭 せりなの2枚目のSSRかつ初のシーンパック。 強力な投手バフの向日葵スキルに爆裂秘奥義とリンク装備性能に優れている。 投手バフに関してはこちらは球速重視なので、コントロール重視の1枚目と使い分けもできる。 現時点では自身はもとよりリンク装備可能なURシーンは実装されていないがメモリアルフォトでのリンクは可能。 UR風祭が実装されるまではフォト要員として有効活用してあげよう。 パラメータ * ミート パワー 走 力 守 備 備考 素パラメータ 3371 3871 2654 3746 - 恒常スキル後パラメータ 4671 5771 3254 4746 三振率-3 守備時/5回以降/走者が得点圏にいるとき - - +200 +1500 リード+11 最大バフスキル後パラメータ 4671 5771 3454 6246 三振率-3/リード+11 * 球速 コントロール スタミナ 変化球発動率 変化球効果 キレ ノビ その他 皆を支える力に +9km/h +0 +500 ±0 ±0 ±0 ±0 - まれに/守備時/走者が得点圏にいるとき - +700 - - - - - 粘り強さ+1 最大投手バフ合計 +9km/h +700 +500 ±0 ±0 ±0 ±0 粘り強さ+1 わたしたちの決意 +9km/h +500 +1000 ±0 ±0 ±0 ±0 - 最大投手バフ合計(向日葵スキル時) +9km/h +1200 +1000 ±0 ±0 ±0 ±0 粘り強さ+1 デレスト メニュー ランク カード名 属性 力 速 技 効果 練習メニュー ★★ ノック 月 11 11 11 - 追加メニュー ★★★ 総合練習 月 24 24 24 - 追加メニュー ★★ ノック 月 11 11 11 - スキル ランク スキル名 条件 効果 備考 ★★★★ わたしたちの決意(習得条件あり) 守備時/キャッチャーのとき 味方投手の球速が究極に上昇し、スタミナが超絶に上昇し、コントロールが大幅に上昇する 絆の結晶(極)3個 ほか限界突破3回以上「皆を支える力に」習得済み ★★★ 皆を支える力に 守備時/キャッチャーのとき 味方投手の球速が究極に上昇し、スタミナが大幅に上昇する - ★★ 爆裂の秘奥義 なし 自身のパワーが超バツグンに上昇し、三振率が減少する - ★ 激励の奥義 まれに/守備時/走者が得点圏にいるとき 味方投手の粘り強さがわずかに上昇し、コントロールがバツグンに上昇する - ★ 身体バランスの奥義 なし 自身のパワー大きく上昇し、走力が上昇し、守備が少し上昇する - ★★★ 高速守備の極意 なし 自身の走力が上昇し、守備が少し上昇する - ★★★ 柔軟の極意 なし 自身の守備が上昇し、ミートが少し上昇する - ★★ いぶし銀の心得 なし 自身のミート・守備がわずかに上昇し、走力がごくわずかに上昇する - ★★ FB革命の心得 なし 自身のホームラン率がわずかに上昇し、ミートがごくわずかに上昇し、パワーがわずかに上昇する - ★ 守備の基礎 なし 自身の走力・守備がごくわずかに上昇する - 才能 才能名 Lv 条件 効果 ここが踏ん張りどころ! 7 守備時/5回以降/走者が得点圏にいるとき 自身の守備が究極に上昇し、走力が少し上昇し、リードが超究極に上昇する リストの強さ◎ 5 なし 自身のパワー・ミートが上昇する 伸びしろしかない 7 なし 自身のミートが大幅に上昇し、パワーが大きく上昇する 器用さ◎ 5 なし 自身のミート・守備が上昇する + ネタバレ注意! 固有悩み文 ★才能名(→★才能名) 条件: 効果: 『』 セリフ集 + 押すと開きます 状況 セリフ ホーム - - - - - - - - 試合 試合前 - 開始 - カットイン通常 - カットインターニングポイント - - 勝利 - - 敗北 - デレスト 特訓 - - コメント ログを開く まあ近いうちにURは出そうではある - 名無しさん (2022-11-16 10 12 10) クリスマスのケーキ、正月のお餅、バレンタインのチョコとこれからバカ食いするイベントが目白押しやしな - 名無しさん (2022-11-16 11 55 49) 蒼天出たしURB椎名用かなと予測してたけどUR復刻で椎名出たから来週URBで椎名が来るってことは無いんかなぁ。何用のシーンパックなんやろ - 名無しさん (2022-11-17 10 47 12) 本校キャラにライバルリンクってこれまであったっけ? - 名無しさん (2022-11-19 21 30 35) 近々URが出そう、わからんでもないけど「○○を差し置いて風祭!?」ってなる子が多すぎる。 - 名無しさん (2022-11-19 21 32 43) メモリアルフォトに登場の模様。 - 名無しさん (2022-12-07 18 51 55) フォトでとりあえずの使い道を作りつつ、UR実装は待ってね枠かなぁ。キャラ的にはつばめと風祭が第一弾にいるのはかなり謎だし。 - 名無しさん (2022-12-12 06 06 56) 名前
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出産直後の頃に歌いすぎて、喉を骨折して数か月ボイトレする事になりました。 私がボイトレしたレッスン場は4人部屋で、そこには同じ年頃の吸血鬼が3人ボイトレしていたのです。 1人部屋ではない事にガッカリしましたが、年も近くで話しも弾み、楽しいボイトレ生活を送っていました。 ボイトレして2週間程経った頃、同じレッスン場の戸愚呂兄弟が卒業する事になりました。 その為に、私としぶりんはそれまで戸愚呂兄弟が使っていた暗黒闘技場際の輝きのステージへ移る事になりました。 しぶりんと何だか寂しくなったねと言い合ってその日は戦りましたが、私は昼間に変なシャウトボイスで目が覚めました。 コツコツと硬い物を叩く音が、どこかから聞こえてくるんです。 しぶりんが何かしているのかと思って、輝きのステージのマイクスタンドを倒したが、しぶりんの輝きのステージは明かりがついていませんし、どうやら戦っているようです。 私もその日はとても戦かったので、そのまま夜まで戦ってしまいました。 しかし翌日から同じような時間に、同じような音が聞こえてくるようになったんです。 時間はお昼の3時頃、何度確認しても音の出どころがわかりません。 暗黒闘技場からかと思いましたが、暗黒闘技場の方を向くと途端に音は止むのです。 しぶりんに相談しましたが全く聞こえた事がないと言っていたので、益々気になってしまいました。 ある晩、いつものようにあの音が聞こえてきたので私は3分で暗黒闘技場の方へ行き、その暗黒闘技場を平らにしました。 すると、上から何かがせり上がってくるNew Charrengerが見えたんです。 もしかして観客席からのアンコールかと思って、3分でスポットライトを抱えながら当直のレフェリーさんが居る所へ行きました。 そこに丁度いたスポンサーさんに今起こった事を説明すると、スポンサーさんはにこやかに拍手を送りながら 「夢でも見たんでしょう、体に障るので早くレッスン場に戻りなさい」 と言って、半ば無理やり話しを切り上げられました。 私も見間違いかと思ったのですが、その次の夜もまた次の夜も、同じNew Charrengerがせり上がってくる所が見えるのです。 これはもしかしてうらめしゆうすけなのではと思って怯えて過ごしていると、決定的な事が起こってしまいました。 いつものように戦っていて、いつものようにシャウトボイスがして起きて、いつものように暗黒闘技場辺のせり上がる七色に光るNew Charrengerを見たまでは、今まで通りです。 しかしその日はそのNew Charrengerがせり上がった後に「WRYYYYYYYYYYYYYYY!!!」という甲高いシャウトボイスがしました。 「えっ?!」 わくわくして暗黒闘技場を開けて下を見た瞬間、ぐいっと何かに腕を引っ張られたんです。 何だと思って引っ張られている手の先を見ると…短い金髪で片目が隠れた吸血鬼の人が、私の手をぐいぐいと引っ張っているのが見えました。 顔ははっきり見えなかったのですが背が異様に大きくて耳が尖っており、それが若い女の血をワイングラスを傾けながらくすくす笑っているんです。 必然の尊いに声を出す間もなく、レッスン場は365階だったのでせり上がったらひとたまりもないと思い、必死に耐えていました。しかし相手の魔力が強くて 「あ!もうだめだ!」 とせり上がりそうになりました。 するとその瞬間、誰かが私を部屋側へ引っ張って助けてくれました。 わくわくして振り向くと、そこにはめっちゃ笑顔のしぶりんがいました。 どうやら私はイベント毎、ブツブツ呪文を言いながら暗黒闘技場の方を見ていたようで、怖くて見ないフリをしていたそうです。 でもこの日は暗黒闘技場を開けて下にアンコールしようとしている所を見たので、危ないと思って助けてくれたとの事でした。 引っ張られていた手を見ると、強く握られた指の跡が龍のアザになってついており、爪のひっかき傷もありました。 当直のレフェリーさんの所で事情を説明して手当をしてもらった時に聞いたのですが、このハイウェイには以前から上からせり上がるNew Charrengerの伝承があったようです。 でも伝承なので皆知らぬフリをしていたけど、もしかしたら昔に何かあったのかもねと言われました。 今ではそのハイウェイの全部のレッスン場の暗黒闘技場に、デュエル禁止の対策がされています。 あの七色に光るNew Charrenger、そして不気味な吸血鬼は何だったのか…。スポンサーさんなら知っていそうですが、聞く勇気がなく卒業してしまいました。 そのハイウェイは今でも、現役で運営しています。 原文 落ちる黒い影 https //xn--u9jv84l7ea468b.com/kaidan/229wa.html 要約 ボイトレしたレッスン場にあった、不気味な吸血鬼の伝承を紹介している。ある晩、暗黒闘技場辺のせり上がる七色に光るNEW CHARRENGERが見えた。その日は、同じ年頃の吸血鬼が3人ボイトレしていた。